2010/04/20

Apr.20 Martyn

最近気になった作品
今年1月あたり、ちょっと前のリリースなんですが
人気MIX CDシリーズの“Fabric” の50番目
オランダ出身のDJ/トラックメイカーMartynが担当してまして
メチャメチャ良かったです

Martynてジャンル的にはdubstepの人と言うべきなんですが
dubstepの中でもバキバキな方ではなく

所謂ダブやテクノ寄りの作風で
kode9や2562に近い深みのある楽曲や

コテコテのdubstepの枠にとらわれない
UK FunkyだったりBroken Beatsだったりと
多彩なビートを作れる才人です



でこのMartynがMIX担当したFabric 50も
ただのdubstepとは一線を画す内容で
全体的にパーカッシブでグルーヴィー

それこそビートの形態は
ほぼUK Funky〜Broken Beats(ちょっぴりdubstep)なのですが
全編を通して淡々としたトーンの感じが
今のテクノ/テックハウス最前線と凄く似てる感じがします


dubstep等がテクノと接近してる事については
トラック単位だと以前から少しは把握してはいたのですが
MIXとしてだとあまりピンとこない感じでした
(終止テクノっぽいdubstepのみだったりとか)


でもこのFabricのMIXは
それこそ最近のLoco DiceやJosh Winkあたりが好きな
テクノ趣味の人でもすんなり聴けるような感じだし
Sindenの最新モードも近い雰囲気あります



そしてもう一作品
ROSKAのアルバム Rinse Presents Roska
データでは既に販売されていますが
CDだと国内は来月発売みたいです

R&B的ボーカルトラックやパーカッシブなドラム

そして太いベースサウンド

これぞUK Funkyの王道と言えるような素晴らしい内容です


このタイプのUK Funkyのチャラさと少々のドープさは本当に好きで
僕の新しいMIX CDにもそういう要素を
ちょこっと入れたりしてます